アフィリエイトリンクから入ってすみません。
しかしこれも必要なのでご容赦ください。
海辺の町の記事で12幅の建物は昔の規格というようなことを書きましたが実際には今も存在しています。
しかしあまり話題になりません。
32幅のモジュールタウン全盛の今、16幅のハーフモジュールが小さい建物という認識になっていて、さらに小さい建物は注目されていないことがよくわかります。
実際小さいと”作り込めない”ということから”子ども向け”という印象を与えているのかもしれません。

しかし今回の海辺の町ではあえて12幅で建物を揃えました(厳密には24幅の建物もあり)。
一軒、一軒は確かにシンプルですが、集めると意外と凝って見えたと思います。
ではなぜみんな小さい建物を組まないのか?という疑問がわいてくると思います。
これはみんな建物は好きで組んでも、町をイメージしていないからです。
また大きく凝った建物のほうが注目をあびるという単純な理由からです。
先日のジャパンブリックフェストでは僕は10軒以上の町家をK-LUGの合作に出展しました。
しかし誰も僕の町家にふれることはありませんでした。
個々が小さいために間を埋めるために使われたからです。

でもちゃんと並べるとそれだけで作品としてまとまっているのがわかると思います。
スイミーと同じです。
個々は小さくても、町になればそれなりに見えます。

海辺の町も個々は小さく、きっとちっぽけに見えると思います。
1軒の大きい建物を作ることのほうが重要だと言う人も多いでしょう。
凝った大きい建物をいっぱい並べたほうが迫力があっていいという人も少なくないでしょう。
でも小さい建物を並べることで、大きい建物以上に感動を与えることもできます。
もし自宅に小さな箱庭レゴタウンを作りたいなら、なるべく小さく作ることです。
もちろん広大な敷地があり、あふれる才能と財力があればいくら大きくてもいいと思います。
でも限られたスペースしかないなら、そのスペースを最大限活かせるサイズを計算し、その規格にそって作ることで美しい町を目にすることができます。
誤解しないでもらいたいのは大きい建物はダメだと言っているわけではありません。

実際、那須ハイランドパークにあったブリックファンタウン(BFT)は大きく凝った建物が建ち並ぶこれまでにない展示でしたが、今になって写真を見るだけでも引き込まれます。
(写真はwikiより拝借)
これは個々が素晴らしい作品を出したということもさることながら、規格を統一してみんなで作り上げたという点が”美しい街”につながったと思います。
個々が好き勝手に作ったものを並べただけでは美しい街にはなりません。
ただブリックファンタウンのように大きなものは個人では難しいと思います。
だからこそ小さい規格で作る小さな町というのも考えていくべきでしょう。
部屋の片隅に自分の町があったら素敵だと思いませんか?
posted by かう゛ぇ at 10:30| 京都 ☀|
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